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雨音を聴くときのように...
by clover-f
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2008年 12月 14日 ( 1 )
山を越えて。
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山を越えて街に出ました。
久しぶりに訪れた街には,クリスマスのイルミネーションや,買い物を楽しむ人たちで賑わい,うっかりすると,前の人の背中に,鼻をうずめてしまいそうになるほど,混み合う場所もありました。

今回は,有名なバイオリニストのコンサートと,半年ぶりに楽しみにしていた陶芸のギャラリーに行くことが目的。

どちらも,心ゆくまで堪能して,ご満悦で帰宅



その合間の土曜日が,一日仕事だっただけに,日曜日の今日は
ぎゅっ!ぎゅーっと!凝縮した3週間振りの休みを貰えたような気持ち。

ありがとうを,100回も言いたくなるくらいの,休日と出逢い。





+++



帰り道。


テールランプが連なる長い道を,どんどん越えて走り
車線がだんだんと狭くなったあと,大きな川を渡ります
そして,一面のススキ畑が見える頃

夕日はずいぶんと傾いて
山のシルエットがくっきりと浮かび上がっていました。

まるで,空一面の影絵のよう。
山と,大空に舞う鳥だけが,黒。



空は,赤と朱色,うす紫に青むらさき
柔らかなヴェールのように,空を包みます。
グラデーションの豊かさに目を奪われていると
さっきまで,誰かの背中に鼻をうずめてしまわないかと,気にしながら歩いていたことが
まぼろしのように感じました。



闇が,空を包み始めると
木々の息づかいが聞こえる森にさしかかりました


すると私は,まるで,魔法をかけられたソフィーのように,
森でひっそりと暮らすおばあちゃんに戻るのです。



家の前。
バタン。と,車のドアを閉めます。

静かな森が,私をぐるりと囲み,大きな杉の木たちが
「おかえり」と,言うのです。



今夜は,フクロウの声が,森の闇に響きそうな夜。
暖かな膝掛けと,ミルク入りの珈琲で,本を読むことにします。


眠る前の,静かな時間です。



 
by clover-f | 2008-12-14 21:07