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雨音を聴くときのように...
by clover-f
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2008年 11月 18日 ( 1 )
物語の生まれる夜。
今夜は,とてもとても寒い夜です。
私の暮らす町でも,温度計は3℃の目盛り。

これで,雨が降れば,もしかしたら,雪に変わるかもしれない。
そう,感じるほど,すっかり冬になってしまいました。



これほど寒い夜の,ゆっくりとお風呂に入れる温かい時間
いつもより,熱いお湯をはり,とぷんと,肩までつかります。

じんわりと,体に伝わるお湯のやわらかさ。


そして,電気の明かりを消して
シュッとマッチをこすり,蜜蝋に火を灯す。


燭台におかれた2本の蜜蝋が,温かい光を織りなし,お風呂を包みます。


ゆらゆらと揺れる灯と
ふわりと漂う湯気

そして,お湯の水面には,蜜蝋の光がうつり,波のようにゆれています。




炎が,蜜蝋の片方だけを溶かして燃えてゆくと
片方が,影になって壁に映ります。

光の揺れと同じに,揺れる影


じっとみていると,まるで,生き物のよう。
物語の国の入り口



温かいお湯が,気持ち良さそうにゆれていて,
蜜蝋の光も優しくゆれています
ゆげが,辺りをふわりと包み
遠くの部屋で,エンヤの音が,聞こえてくると
なんだか,遠い国にきたみたい。

それも,時代もずっと,遠い場所。


アンデルセンが,物語を生み出した瞬間に
出逢えたような,気持ちになります。

なんだか,まるですぐ近くに,
アンデルセンがいるみたい...



楽しく,温かく。
冬と過ごす夜。




静かで,長い,冬の夜。
そとは,しんしんと雪が降る。




遠い昔の,物語の生まれる夜
by clover-f | 2008-11-18 20:47