雨音を聴くときのように...
by clover-f
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物語の生まれる夜。
今夜は,とてもとても寒い夜です。
私の暮らす町でも,温度計は3℃の目盛り。

これで,雨が降れば,もしかしたら,雪に変わるかもしれない。
そう,感じるほど,すっかり冬になってしまいました。



これほど寒い夜の,ゆっくりとお風呂に入れる温かい時間
いつもより,熱いお湯をはり,とぷんと,肩までつかります。

じんわりと,体に伝わるお湯のやわらかさ。


そして,電気の明かりを消して
シュッとマッチをこすり,蜜蝋に火を灯す。


燭台におかれた2本の蜜蝋が,温かい光を織りなし,お風呂を包みます。


ゆらゆらと揺れる灯と
ふわりと漂う湯気

そして,お湯の水面には,蜜蝋の光がうつり,波のようにゆれています。




炎が,蜜蝋の片方だけを溶かして燃えてゆくと
片方が,影になって壁に映ります。

光の揺れと同じに,揺れる影


じっとみていると,まるで,生き物のよう。
物語の国の入り口



温かいお湯が,気持ち良さそうにゆれていて,
蜜蝋の光も優しくゆれています
ゆげが,辺りをふわりと包み
遠くの部屋で,エンヤの音が,聞こえてくると
なんだか,遠い国にきたみたい。

それも,時代もずっと,遠い場所。


アンデルセンが,物語を生み出した瞬間に
出逢えたような,気持ちになります。

なんだか,まるですぐ近くに,
アンデルセンがいるみたい...



楽しく,温かく。
冬と過ごす夜。




静かで,長い,冬の夜。
そとは,しんしんと雪が降る。




遠い昔の,物語の生まれる夜
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by clover-f | 2008-11-18 20:47
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