雨音を聴くときのように...
by clover-f
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暗闇の木々たち。
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今日も川沿いを歩く。

街頭のない川沿いは,真っ暗闇で,空はどんよりと重苦しい。
風も吹かず,たっぷりとした湿度が,おでこをぬるり。と,なでてゆきます。

川沿いに住む木々は,枝だけのシルエットで,毛細血管のように浮かび上がります。
暗闇に浮かぶ幻想的な風景。

でも,枯れ枝のように見える木々の枝は,じっと息をひそめているだけで
脈を打つ音が,確かに聞こえてくるようです。


突然。
ぐんぐん進む,湿った空気に,甘い香りを感じました。
進むにつれて,どんどん濃くなる香り。


「梅の花の匂い!」


そう言ったのは私だけで,一緒にいた人たちは,だれもその香りに気づかなかったけれど
確かに梅の花の香り。


暗闇の枝
脈を打ちながら,息をしはじめているようです


胸が膨らむように,花びらをゆっくり膨らませ
たっぷりと,空気を含んだふくよかな,つぼみ。





「咲くよ。咲くよ。 もうすぐ,咲くよ。」
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by clover-f | 2009-01-21 22:04
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