雨音を聴くときのように...
by clover-f
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ひなたのそばで。
b0120001_21544337.jpg
以前壊れたデジカメから,しばらく写真は携帯電話で撮っていました。私の携帯電話は,ずいぶんと古く,友人に見せると目を丸くするくらいのしろもの。だけれど,あまり無駄な物がなく,使い心地は良いのです。

そのカメラで撮った写真も,ずいぶんと画像が荒く,みるのもはばかれるくらい。それでも写真を撮ることが好きで,やれ構図がああだこうだ。露出がああだし,こうなんだ。ほんの少しのこだわりと主張と共に,撮っていました。

デジタル一眼レフも
フイルム一眼レフも
コンパクトデジタルカメラも
アンティークカメラも
撮りっきりカメラも
携帯電話も

そう言えば,ハウジングに包まれたカメラで
水深50mの世界を撮ったこともありました。



こんなふうに,たくさんのカメラで撮ってきて
いよいよ,わたしなりの結論がでたのです。



「カメラは,なんでも良いと思う。」



と,いうこと。
もちろん,絞りでぼかしたかったりするものもあったりするのだけれど,溢れる数の写真ブログで,こんなカメラ,あんなカメラと。カメラを次々に変えたりするのに,なんだか辟易しています。最近のスローライフと同じくらい。



ファインダー越しにみる物よりも
手で触って,匂いをかいで。
温度を感じながら撮る写真との出逢いに,どんどんシフトしてきた感じです。


写真を撮ることが重要じゃなくて
お日さまの光が注ぐ畑の真ん中で,花びらをつんで,ざるに広げる
一日一日,花びらの水分がどんどんなくなってゆく様子を見ることが,
私にとっては,重要なのです。

写真って。
その位置にいることが,一番居心地が良いような気がします。



 
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by clover-f | 2009-03-31 22:08
3年のくくりと,友の声。
b0120001_22383644.jpg
3年のくくりが,どうやら本当になりそう。
新年度の仕事のあれやこれやが,そろそろスタートする時期で,ポジションも,決まりつつあります。上司に言われたことは,「3年掛かりでやってくれ」ということ。

結構楽しみにしています。
その証拠に,パソコン(2台目)とか,プリンター(キャノン)とか,カメラとか。大嫌いな電気屋さんに行って,新調しました。


今週末も来週末も仕事が入っていて,丸1ヶ月以上,体が一日空く日がありそうにないスタートダッシュに,息切れの予感も。愚痴を言い出せばきりがないけれど,けれども,時々誘って貰える仕事以外の友人に,救われてると思う最近です。

馬で出逢ったの友人も
この町に住んでいた友人も


気ままに会い,そして笑って過ごす時間が
ドロドロと溶けそうな体から,笑い声とともに,するりと抜けてゆく感覚がありました。


物語を空想したり,
写真を撮ったり
馬に乗ったり
野菜や花を育てたり

本を読んだり,つくったり...


やりたいことは,山のようにあるけれど

とりあえず3年は,ほどほどの勢いでゆくことにします。



でももちろん,全部やりますけれど。
畑が雑草ではびこっても,落ち込まない精神力をつけるチャンスかも知れないなぁと思うこの頃。適当に見える完璧主義の性格を,自分で溶かすチャンスかなぁ。



クローバーの咲く草原に座っておにぎりを食べるなら
かわいいシートをひくよりも,直接座った方が,きっと絵になる。


自然派よりも,野生で生きる。
燃えてるけれど,メラメラと燃えてない。
炭火のような。じっくりと。



なんだか分からない感じですが,そんな3月の終わりに思うことでした。
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by clover-f | 2009-03-29 22:57
桜のある一日。
b0120001_21255018.jpgずっと昔,古い村だった場所,今はダムになっています。
静かに耳を澄ますと,村祭りのお囃子が聞こえてきそうな,桜の集落。

600年もの長い時間,ただそこにそびえ,大きな雷に打たれてもなお,咲き続ける風格ある桜。
枝には,苔がむしていて,堂々としているのだけれど,
じっと目をこらすと,小さな女の子がちょこんと座っている姿が見えるのです。

広い広い芝生の広場に,凛々しく並ぶ1000本の桜。
夜の提灯は,まるで,もう一つの世界へ案内をしているよう...


一日で,出逢った桜。


一緒に出掛けた友人も,桜の枝にこしかける,小さな女の子をみたのです。
どきどきする,そして,悲しいほど美しい。桜のある一日でした。




 
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by clover-f | 2009-03-26 21:26
魔法使いよりも,魔女がいい。
b0120001_21355854.jpg

あっという間だったけれど,とても充実した3連休。
仕事をして,家の事をして,車に乗って,素敵なお店と人に出逢う。

南へ進むにつれて,桜の花がほろほろと咲いていて
大地から空に吹く爽やかな風
一斉に舞う桜の花びらは,そのひとひらすべてに命があるようで
心も,笑顔も,ほころぶ春の道。


来週は,火曜日を除くすべてに送別会や,友人と会う予定が入っていて
3月の慌ただしさは,大晦日に勝るのです。

そして,新しい一年が始まるあと2週間。
大きな役割が,待っていそうな予感がするのです。

これは,腹をくくらねば。



ここの土地に来て,一年が経ちました。
助走をつけていた,物事たちが,一気に動き出しそう。

そうだなぁ

きっと3年。








でも,優等生のような,覚悟は要りません。

魔法使いの道よりも,
私は,魔女の道を選ぶ。



物事は,私から,生まれるのではなく

すべての自然に,助けられながら
ただ私を通して,生まれゆくことなのです。







 
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by clover-f | 2009-03-22 21:43
言葉が生まれる奇蹟。
b0120001_2293774.jpg
ひさしぶりに,夜も10時をまわってしまいました。最近,就寝時間がほとんど9時から10時のあいだで起きるのが6時。

たっぷりたっぷり眠ると,起きている間の仕事の能率が全然違います。
もともと,眠る体質だから,8時間睡眠が,ちょうどいい。

特に午前中は,同時進行で3つくらいの仕事をすすめていけるようで
春の快速電車に乗っているみたい。すがすがしい気持ち。


おまけに,一日で,本を1冊読むこともできました。



図書館だったり,古書店だったり。
偶然巡った場所に,これまで読みたかった本に出逢っています。
本が私をじっと見つめていることも。

だから,今,手元には,読みたい本が籠にどっさり入っています。
あぁ。山ごもりしたい。


安房直子さんのコレクションも2冊めが届きました。
何よりも先に,その本の最後に添えられたエッセイを読むあたり
安房さんの,暮らしや日々を,ひとつでも多く知りたい気持ちが強いみたい。

安房さんの言葉は,はっとさせられて背筋を伸ばしたり,一瞬で涙目になったり。

どんなふうに,彼女から言葉が生まれてきたのだろう。


ときどき,彼女が言葉と一緒に,深い深い海の中を,濃い霧の森を,彷徨い歩いている姿が浮かぶのです。かと思えば,春色の空の中,羽のように舞っている姿があるのです。


たった50いくつの音から生まれる奇蹟
耳を澄ませて,体に浸透させてゆくことが,今の私の奇蹟です。


たゆまぬ努力と
ひときわ丁寧に,選ぶこと。


時間がかかりますね。



時間がかかるのです。



 
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by clover-f | 2009-03-13 22:26
菜の花の町。
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温泉のお話しは,ちょっと休憩。


庭の緑が,ずんずん呼吸しています。
あとから,あとから,追いかけるように伸びるつくし。
ひよどりも,めじろも,うぐいすも。
朝は,我先にと,メロディーを奏で始めます。

まだ子どもだったうぐいすの,たどたどしかった春先のホーホケキヨ。
今では,アレンジも効かせて,ホケホケホケキョー。
なんとも楽しげな,鳥の音楽祭。

その声を聞きながら歩く,風が通る庭
今,光に溢れています。


朝露をまとった姿は,宝石のじゅうたんのよう。
日々のごたまぜの世界の中で,くるくると迷う私の方位磁石。
すべてのしずくが,朝日をあつめて,光っている姿に出逢うと
「美しい物」や,「必要なもの」の基準が,正しい位置に戻ってゆくのが分かります。

そして,後ろ髪を引かれながらの,毎日の出勤。
いつか,庭で一日を暮らせるような,幸せな,贅沢な日々を夢見る毎日。



今日は,早めに仕事から帰ることができたので,
職場からいただいてきたたくさんの「紫はなな」を植えました。
入り口から,庭に沿って。
50ポットほどの苗を,一列に植えたのです。

風に揺れる紫はななの姿。
いつまでも,植えられなかった悲しい姿は,どこかに消えていて
新しい土を抱えた根っこが,嬉しそうにその行く先に心躍らせています。

花は,肩を組んだ合唱のように,右に左に
とっても幸せそう。



今,私の畑には,黄色に染まる,菜の花の歌が響いています。
そして庭には,軽やかに揺れる,紫はななの合唱。


一年前,この土地を訪れた時に出逢った,たくさんの菜の花を思い出したのでした。
道路にも,川にも,畑にも。

一年前,この町は,菜の花に溢れていたのです。







 
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by clover-f | 2009-03-12 20:21
秘密の温泉の話。2
b0120001_10112490.jpgようやくたどり着いた,細い山道の奥の温泉。

車を駐車場に止めますが,線がひいてないから,止まったところに止まるような駐車場です。車から降りると,ざぁざぁと,川の音が聞こえます。夜のそこは真っ暗だから,姿は見えませんが,ずいぶんと急に流れている川のよう。

灯りは,温泉の入り口のドアからほんのり漏れる,橙色のあかりだけ。その灯りを目指して,駐車場から温泉道具を抱えて歩くこと,50歩ほど。

その温泉は古びた温泉旅館になっていて,小さな縁側には,薄いピンクの公衆電話がちょこんと正座しています。窓の枠も木でこしらえてあり,強い風が吹いたら,ガタガタと,それは大きな音をたてそうな窓です。

温泉の入り口には,小さな椅子が,たばこ屋のおばちゃんみたく,当たり前の顔をして座っています。そこには,昔はお菓子が入っていたであろう白い箱が置かれてありました。箱の中の小さな紙には,こう書かれています。

おとな150円
こども100円

宿主が,夕ご飯を食べている時や,部屋の掃除をしているときなど,ここにお金を置いておくようなのです。

「私は気にしませんから,どうぞご自由に入って行ってくださいね」

その小さな箱から,温泉宿の気さくな気持ちが伝わります。それに150円だなんて。期待に胸を膨らませると同時に,その安さには,何か秘密があるのかも...

不安と期待のまま,100円玉と50円玉をチャラリと2つ置いていきます。
「女」と書かれたドアを探し,隣の建物にあった,その文字と,ずいぶんと古びている扉の姿。

錆と,湯気のしみと,いろいろな物が混ざり合った風合いの扉。
一発足で蹴らないと,扉がスムーズに開いてくれなさそうな,扉。

がらり。
恐る恐る,横に開くと,むわりとのどの奥に届く,硫黄の匂いたっぷりの湯気。
そしてそこは,大正時代の銭湯を思わせる,脱衣所がありました。


つづく。
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by clover-f | 2009-03-08 22:06
秘密の温泉の話。
おふろに入っても。b0120001_2221957.jpg
台所仕事をしても。

真っ黒になった手を,ごしごしと綺麗に洗っても。
消えない馬の匂いがする夜は,どれどれ,温泉の話でもしましょうか。


私の家から15分。

山道ばかりをくねくねゆく,国道沿いに,小さな交番があります。交番の裏には,おまわりさんの自宅があるような,小さな村の交番です。その角を右に曲がると,田んぼと家を交互に通り過ぎ,少し進んだ左には,ずいぶんと昔からある,大きなお墓も見えるのです。苔は,豊かな緑にむしていたのでしょう。その名残を感じる白いしみが,石にしみついています。くねくねと道を進み,廃墟のような家を通り過ぎ,一日一回,乗り降りがあるのでしょうか。しょぼくれたバス停を横にみて進みます。そして,温泉行きの小さな看板が出てきます。その道を右に進むと,両側は大きな杉林。幹はずいぶんと古くなって,しわがたくさんあるおばあさんの柔らかな肌のような,貫禄。そして,竹林。道は,車の往来はできないくらい細い道。くねくねと,街灯ももちろんない道。獣の香りが濃くなる道。その道の一番奥に,その温泉はあるのです。


つづく。
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by clover-f | 2009-03-07 22:05
嵐の夜に。
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嵐の夜は,よく眠れます。
本当かしら。と,おもうかもしれないけれど。

雨が激しく窓を叩き,草木は大きく体をしならせます。
森の中からは,たくさんの木々の隙間を一瞬で抜けてきた風が,大地の木の葉を連れて一斉に空に舞い上がります。風に意思があるように。大暴れする春の風。

今夜も,そんな春の嵐。

そんな荒れ狂う外のすべての世界と反対に
しん,と静かな部屋の布団の中で,こっそり外の世界に耳を澄ますのが好きです。

家の壁と屋根。そして部屋の空気が
激しい風から守ってくれるようにも思えて
なんだか,安心するのです。

風の音がいつしか子守歌のように聞こえて
うとうとし始める頃,

一瞬風が止まります

しばらくすると,静かな部屋の片隅から
振り子時計の音が聞こえ始めます。

コツ,コツ,コツ.....

そしてまた,遠くから聞こえた激しい音が一瞬でこちらにやってきて
また春の嵐になるのです。


そんな,ふたつの世界にいる時間が,
とてもとても,好きです。


布団の中で,小さく丸くなりながら,その音を聞いていると

春の嵐の森の中で
起きている物語が,ふわりと浮かんでくるのです。


ひとり。
お話しの時間の始まりです。


そしていつしか,眠りの国へ旅立っているのです。



嵐の夜は,風がたくさんの世界を
連れてくるのでしょう。








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by clover-f | 2009-03-05 22:00
花のような人。
b0120001_2275641.jpg先日一年ぶりに会った友人に贈ったお土産は,優しい球根の小さな鉢植えと,母の作る蜜ろうのキャンドル。
キャンドルは,ずいぶんと形も増えて,贈りものをすると,本当に喜んでもらえます。
そして,鉢植えの花は,片手でくるめるくらいの,小さなもの。


その花をみつめて,嬉しそうに笑う友人の姿は
何度見ても,優しいものです。

花を好きな人を,自然に好きになっているみたい



私のまわりには,花があふれていて
花のような人が,訪れてくれます。


そして,彼女たちが,花にほほえみ
私はまた,その人のことを好きになるのです。


 
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by clover-f | 2009-03-02 22:06