雨音を聴くときのように...
by clover-f
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寒々と。けれども潔く。
寒い 寒い,冬の始まり。

私の住む町では,朝から低く灰色の雲に覆われて
お日さまの光も,温かさも,遠い遠い,国のよう


冷たい風の精は,私の肌に,ぴたりとくっつき,
体温を少しだけ奪ってゆきます。
そしてまた,嬉しそうにひらりと舞い飛び,他の人へとゆくのです。



冬枯れのはじめの草原には,長く細い道が,ゆっくりとカーブをつくり,
ずっと向こうで,消えてなくなる

葉を落とした木々たちは,いよいよの季節に
寒々と,けれども潔く,その到着に,身構えているようです


こんな日には,暖炉を燃やす朱い炎と木炭の煙
煙突から遠く遠くに,たなびく風景が浮かんできます。


温かさをいっそう愛おしく感じる季節


冬の物語が,今年も訪れたようです...



 
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by clover-f | 2008-10-31 23:43
古い歴史の音を訪ねて。
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綿花。


これまで,私の中で,綿花といえば
高校の地理の授業で,習ったアメリカ南部の綿花地帯。
そして,「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラ。
彼女が,南北戦争の最中,焼けて誰もいなくなった農地で,慣れぬ手つきで綿花を育てるシーン。

それから,以外に身近にも,綿花は多くあることを知ったのだけれど,
今日,友人から綿花をいただきました。
摘み取った形のまま,ふんわりとした白いコットンをふくよかにつけたままで


初めて手にした綿花。
種と綿を,細かく分けて,柔らかな綿だけ取り出しました。

ただそれだけなのに,手に乗せると空気をたっぷりふくんで,まるで羽のよう。
手の温もりを,そのまま包み込んでいるようで,ふかふかに,暖かい。

これでタオルやシャツを作ったら,とろけるくらいの肌触りだろうなぁ
そんな夢を膨らませた私は,綿花を育ててみることにしました。

いただいたのは,貴重な2つの綿花。
とれた種は,20くらい。



ネットで,育て方を探しています。
紡いで,織って...

気の遠くなるような作業になりそうだけれど,
遠い昔,カラカラと,糸を紡いだ古い歴史の風景みたいに。





+++



最近気づいたのです。
スローフードとか,スローライフとか。について。
実は私,雑誌などで取り上げられているこの言葉が,嫌いなのだけれど,
それは,その通りにすると,絶対にスローなんかにならないから。

本当に手作りしたり,ていねいに暮らすと
やることって,一人じゃ追いつかないくらい,山のようにあるから...



たっぷり働いて巡り逢える,ほんの少しのおいしさとか,喜びが
本当の魅力は,そこにあるのだと思うから...






 
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by clover-f | 2008-10-29 21:25
11年。
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「11年の遠距離恋愛は,辛かった...」


いつでも適当で,おちゃらけた彼が
最後の挨拶に,涙をうかべてそう言いいました。




じんと,きました。




披露宴のあとに,思わずつっこみを入れたら,
もういつもの奴に戻っていて,知らん顔をしていたけれど


その瞬間に,呼んでくれたことに感謝をしました。




そして,7年振りに会ったのに
昨日サークル棟で会ったばかりのような,変化のない,同級生たち。

でも,ほんの少しだけ



みんな,優しくなっていました。










ほんの一瞬,また同じ時を過ごして
それぞれの歩みに戻りました。


飛行機で
新幹線で
寝台列車で...



カタン...カタン...


列車の音が,みんなを離してゆきます。



カタン...カタン...   カタン...カタン...






また,それぞれの
道を歩んで,

優しさを,纏うのでしょう。





切なさと,それぞれの道を歩む誇らしさに
また会う日を,心の大切な扉に,楽しみをしまって...



また,どこかの土地で
会いましょう。





 
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by clover-f | 2008-10-28 21:18
干し草の香り。
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先日干していた雑草が,カラカラに乾いたので
農場の干し草みたいに,くるくると丸めて,麻ひもでしばったばかり。


その雑草の干し草は,牧場の馬が食べているものと同じ匂いで
赤いおっきなトラクターと,着慣れたオーバーオール
先がまるくて,ごっつい靴に,干し草を運ぶフォーク
そんなカントリーミュージックと風景が,一瞬で浮かぶような,草のいい香り。

干し草のベッドで寝てみたかったり
これをおいしそうに食べる馬の瞳に共感したり...

前世は,馬だったのかもしれないな。


草がこんなに嬉しい存在だってことに
生まれて初めて気がつくことができたその日。




こんなメールが届きました。





「買い物に来たついでに,うちのワラを,置いておきました
緑の袋には,石けんも入っています」


飛び上がるくらい,嬉しいメールでした。

大事に使おうと,小分けに丸めて元駐車場「納屋」に保管した干し草は
畑のマルチに使う予定でした。寒い冬の,野菜のお布団として。
そのことを,いつかこの場所に書いたかもしれません。


彼女は,そのことを覚えてくれていたのです。
そして,休みの日に,わざわざおおきなワラを車に積んで
留守の家に置いてくれた優しい彼女。

畑を持つおうちには,ワラって,とっても貴重なもの。
ありがたくて,嬉しくて...


真っ暗な中に,福岡から帰ってきて,真っ先に見たのは
もちろん納屋でした。
たっぷりと積まれたそのワラに,感動。

披露宴の感動を,遙かに超えたワラに感動。(K,ごめん!)



翌朝の今日も
にんまりしながらワラを見つつの,ご出勤。



そして,今日のお昼時。
同僚が言ったのです。



「実家ののワラ,持ってきたよ。
 帰りにうちに,寄ってね」 って...



なんだか,ちょっと涙が出そうでした。

ぜんぶ,ぜんぶ。ありがとう。




ワラと私。


幸せです。



 
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by clover-f | 2008-10-27 22:16
休日らしい休日。
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昨夜は,送別会があって,遅くまで,にこやかな笑顔と楽しい宴に包まれました。
たっぷりお酒もいただいて,満たされたままするりとお布団に潜り込む
次の瞬間には,朝!

ぐっすり眠ってパワー全開。
とまではいかなかったので,やるべき仕事を,片付けて
一日部屋でころころと,ゆるやかな休日を過ごしました。
夏野菜の片付けが,まだ終わっていないのだけれど,
畑を横目でちらりと見て,ふわりと布団に倒れ込む

なんて幸せなのでしょう。

寝っ転がったまま見上げた窓に広がる青い空と
毛布が恋しいひんやりとした風を受けながら

本を片手に,まどろむ午後....



めいっぱい働いたからこそできる
贅沢な休日でした。


今はエネルギーのほとんどを,平日に使っているので
休日に使えるエネルギーは,そんなにないのだけれど

オンと,オフのスイッチがパチンっと切り替わって
そのだらりん具合が,心地いいのです。

そんな休日も,好きなのです。




さぁ
明日は福岡




友人の結婚式。
今年は,県外の結婚ラッシュです
初めて新郎の友人の席。ワクワク!

10年ぶりに会う大学時代の友人たちの,変わらない笑顔が浮かんでいます。


本当は,今日旅立つ予定だったのだけれど
いつものことで,気分のままになりました。

さてさて,明日は何時の新幹線で,行こうかしら~。
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by clover-f | 2008-10-25 18:30
悲しいかな。悲しいかな。
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先日植えたグリーンボール(キャベツのやわらかい種類)が,すくすくと育ち
たくさんの葉っぱを,くるり。と,まるめはじめています。

それと一緒に増え始めたのが
しゃくとり虫みたいな,青虫の食べた穴。模様になってきた,穴。


今日こそは。
と意気込んで,出勤前にわりばしを持って畑に出ました。
薬を撒くのは絶対にいやなので,わりばしでちょいっとつまんで,潰してしまおう。
という作戦。

一匹目。
・・・・・・。やや成功。

二匹目。
・・・・・・・・・・・・。ぷちっっとなる。


ぷちっとなった瞬間,青虫の声が
聞こえてきた,気がして...



きゃぁ


と,細い声が,聞こえた気がして



そのまま肩を落として,家に帰りました。




こうしている間も,キャベツは,もぐもぐと
食べられています。





私の,きゃべつ...









 
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by clover-f | 2008-10-23 23:35
眠る花に語るしずく。
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ルドベキアという花。

初夏に咲くこの花が,10月に咲いていました。

みんなどこにいるの?
ねぇ。かくれていないで,でてきてよ。

寂しく,呟く声が聞こえてきそうでした。

もう,みんな眠っているのだよ。
来年の夏を待っているんだ。



緑の雑草たちが,優しく慰めています。



朝もやのなかの,ルドベキア。

寂しくもあり,温かくもあった風景でした。






私の暮らす町では,ずいぶんとひさしぶりに
しとしとと,雨が降っています。


一雨ごとに,寒くなる季節。
今日のひとしずくが,土に染み渡り

眠っている花々に,語っていることでしょう。


雨が降り,もうすぐ雪が降る。
まだまだ,眠っていても,いいんだよ。


たっぷり,たっぷり,おやすみなさい





 
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by clover-f | 2008-10-22 21:15
金木犀は,2度咲くの?
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職場の金木犀が散ってから,2週間が経ちました。
花びらを漬けた金木犀のお酒も,黄金色の色合い。

来年の花びらは,どんな風に仕上げようかな。
それまでの楽しみだなぁ。って,思っていたのですが,

昨日から,なぜか再びどこからか,金木犀の香りが...
まだ,咲いていなかった金木犀?

けれども今日,それはそれは,くっきりとした香り。
職場の8本の金木犀を見ると,散ったはずのから,もう一度
花がびっしりとついています。
すごい。知らなかった。


金木犀は,2度咲くの?


ネットで調べてみると,よくあることなんだとか...
でも,初めての出来事で,もう一度,
あの甘い香りに包まれてすごす幸せを
味わっています。


もう一度,花びらを摘んでみようかしら。

こんどは,ポプリ?

たっぷりたっぷり摘み取って,いつか金木犀のアロマを作ってみたいなぁ


そんな夢もたくさん浮かぶ 
もう一度逢えた金木犀の日々なのです



 
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by clover-f | 2008-10-21 21:45
あしもとで,微笑む自信。
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今日は,ちょっとだけ。
いえ。かなり。

仕事で褒められたのです。


嬉しいなぁ。


私の場合,なんとなく不器用な面が多いだけに
落ち込んだりすることもよくあるのだけれど

「それでいいんだよ。」言ってもらえた気がして,

嬉しかったなぁ...


私が褒められたことを,
職場の人は,誰も知らないことも。すごく嬉しい。



大人になっても,おばちゃんになっても,おじいちゃんになっても。
褒められるって,嬉しいことなのですね。



 
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by clover-f | 2008-10-20 21:30
マイペース。
b0120001_20541586.jpgもう,8月もはじめの頃だったでしょうか。それとも7月の終わり?

庭の栗の木の実を見つけたときに
嬉しくて撮った写真です。

庭に栗の木があるなんて,秋が楽しみ!
なんて思っていながら,栗にまつわるお話しも書きたいな,と想いながら気づけばもう,秋も深し。なのです。

今年の栗にまつわるおいしい話は,
先輩の作ったウイスキー仕立ての渋皮煮。
きっとお酒に弱い人だったら,一個食べるだけでほっぺたがふんわり赤く染まってしまうくらい,ウイスキーの香りが芳醇だった渋皮煮。

そして今日,仕事から帰ってきて庭を散歩していると,あの夏の栗が,ずいぶん茶色く,そして,あちこちに,つやつやに光る栗の実を落としているのを見つけました。


おいしいお話しに,生まれたばかりの栗の実の出逢い

栗拾いを庭でできる喜びも,秋の栗の出来事に加えることができました。



しばらくぶりに,庭をさらに進んでいると,春の終わりに植えた,宿根の花
名前も忘れてしまったけれど,ほんの小指の長さくらいの,新しい細い葉っぱが,ひゅっ。と伸びている姿も見つけました。

季節はすすんでいるなぁ。
ちゃんと,自分の力ですすんでいるなぁ。
すごい。


土は,お日さまと同じ。
まわりに暮らす生き物たちのペースに,ぜんぜん惑わされない。


すごいなぁ。





 
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by clover-f | 2008-10-19 21:11