雨音を聴くときのように...
by clover-f
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水面を舞い,立ち昇る
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水面から,生まれる湯気が
ささやかなダンスを
見せてくれる

水面を舞い,立ち昇る

夜の空気をたっぷり含んで,辺りの木々と出逢う

ほがらかに笑うおばちゃんの笑顔と
やわらかい丸みの優しそうな体に
肩の力が抜けてゆく

体の深い所まで
透明になる...




+++


久しぶりに,お湯屋に行ってきたのです
リフレッシュ。ばんざい。
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by clover-f | 2007-11-29 22:15 | あること
一日にして成らない美しさ
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朝から,八ツ橋を食べています
昨日の,お茶のお稽古にたべるはずだった,お茶のおかしです

もちろん,昨日のお稽古にはちゃんと,行っております
かれこれ,通い始めて一年以上たちますが,
実は私,お茶を点てるまでに,至っていないのです

けれど,初めのころが懐かしい
座り方。立ち方。歩き方。お辞儀の仕方。
ここからでした。

ひとつひとつの動作に意味があって,
それを習得してゆくのに,一年以上...
それでも,まだ,一人前になっていないのです
ほんとうに,茶道は修行なんだなぁって,しみじみ思います。

でも,
今,よく見かける私の苦手な
簡単に「組み立てるだけの家」のような建ち方ではなく
基礎をじっくりじっくり身につけてゆく...
そんな,修行に身を置ける時間が,すきでもあるのです。
そこに,美しさも,感じます


 一日にして成らず


身をもって,実感する,今日この頃...
今は,やっと,お茶碗を触らせてもらえるようになりました
目標は,来年の初釜
そのために,今,自宅でも,修行中です


そんなわけで,一人前な,先輩が,
お休みの日には,お抹茶には,出逢うことができず
おかしのみ,いただいて帰ってきているわけです

たまにいただく,和菓子
ほんとおいしいです

昨日今日と,ほんのりとした湿度
乾いた心にすっとなじんでくれます
ハッカの匂いのする八ツ橋
珈琲にも,よく,合います...
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by clover-f | 2007-11-28 07:15 | あること
森の音
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今週のスタートは,薄い雲のやわらかい空

3連休の過ごし方が,すべて,森の中だったせいか
今も,森の音が聴こえてきます


水のうた,森のねむり


午前11時は
初冬の森が,もっとも美しく見える時間
光が森へ,まっすぐに,降りる時


そして聴こえる,森の音
いつもの,優しい,森の音
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by clover-f | 2007-11-26 07:06 | あること
見えない風景が見える時
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たとえば,登山なんかに行くと,
すれ違う人たちに,挨拶を交わすことが,決まりのようになっていて
それは決まりというよりも,
つらい山道を共にする同士に,声援を送り合う気持ちと,同じようなもの

登山をしたことがない私に,
感じさせてくれた,小さな小さな登山の話


鹿児島の北にある,人口が一万人という,小さな町
湧水町というところ
550段以上の,日本一長い,枕木の階段があって

お天気もすばらしかったその日,
頂上からの景色を想像し,ぜひにと,登ってみることにしたのです。

休日にもかかわらず,その町には
魅力と半比例するくらいに人が少なくて
その階段ですれ違った人は,10人くらい

でも,びっくりしたのです

すれ違う人みんな,挨拶を交わしてくれたことに
それは,どちらからということもなく

まるで,険しい山を登る孤独な道の中
懐かしい,友人と,再会したときのように...
たとえば,微笑みをくれた人さえ,いらしたのです


もし,この日出逢った人たちと,すれ違った場所が,
喧騒あふれる街の中だったら
きっとこの言葉に,出逢うことはなかったかもしれないな
挨拶を交わせた嬉しさと一緒に,浮かんできたこと


目の前に見える,階段の下の,駐車場ですら
きっと,言葉を交わすなんて,お互いになかったかもしれない


ほんのちょっとのことなのに
駐車場にいるとか,階段にいるとか
たったそれだけのことなのに
人は,その居場所だけで,心を交わそうという気持ちになる

それは,「長い階段を登る」という,同じハードル
同士を想う気持ちが,生まれたしるしなのだと思いました


もし,階段の途中で,
疲れて立ち止まっている人がいたら

声をかけたり
手を差し伸べたり,
ときには肩をかしたり

ためらうことなく,自然にそれができてしまう不思議


小さな小さな登山の話と
その階段が,教えてくれたこと


本当は,いつも,みんなハードルに向かって歩いてて
そのハードルが,この日の階段みたいに見えなくても


立ち止まったり
苦しかったり
見失ったり


しているにちがいなくて


だから,みんなに優しく声をかけよう!なんて
説教みたいな話は,言う気持ちも,ないのだけれど


もし,だれか,
疲れて立ち止まっている人に出逢った時


もしかしたら,この日の階段の風景が
その人の後ろに,浮かぶかもしれないと思いました



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+++

なんて,ちょっとかっこよさげに決めてはみたものの,
翌日の今日の私は,これもお決まりのように,ほんのり筋肉痛...

ださださです
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by clover-f | 2007-11-25 10:04 | であうこと
りんご
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友人にもらったりんご
手のひらに乗せると,こんなにちっちゃいりんご
もったいなくて,ぜんぜん食べれません

パソコンにも
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机のうえにも

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きっと今も,仕事場の,机の上で
遊んでると思います


連休明けに,しなびてたら,どうしよー。
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by clover-f | 2007-11-23 20:55 | あること
呼吸する窓
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まだまだ,朝,布団から出られなくなる寒さじゃないけれど
(布団からは毎朝,出たくないけれど)

今朝は,またひとつ。冬のかけらを見つけました

起き抜けには,いつも,たっぷりのお湯を沸かすのだけれど

それは,
お味噌汁用
お茶用
ポットに詰める,珈琲用

今朝も,同じように,しゅんしゅんと,たっぷり沸きました
ひとつひとつ,朝のことを済まし,
洗濯物の番

外に出ようと,大きな窓に近づきます...

その窓には,たっぷりのお湯がつくった,たっぷり湯気のくもり!

思わず,にこにこ顔を,指で描きたくなりました
冬の大好きな窓のくもり


窓が,白い息をしているようにも,見えたのです
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by clover-f | 2007-11-21 07:01 | あること
喧騒の中の静寂
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昨日,新日曜美術館をみてました。

フェルメール。「牛乳を注ぐ女」

あまりに有名な絵だけに,その絵を見る機会はたくさんあるのだけれど
(もちろん,本物じゃないけど)

40センチ四方ほどの,
それほど大きくない絵の中で起きている出来事


壁に刺さった釘の後の錆
小さく割れた窓ガラスから差し込む光

点のように描かれた,ひとつひとつの光の粒子が
繊細に,繊細に,表現されていました


フェルメール・ブルーといわれる鮮やかな衣服の青は
ラピスラズリの粉を,特殊なオイルで溶いて描いていること

細かなパンの欠片は
小さな砂を,絵の具に混ぜて,乱反射で質感をみせること


知らなかった,
見つめれば見つめるほどの魅力
何も言わずに,ただ,吸い込まれてしまいました。

彼が,宿屋の二代目主人だったってことも
だからこそ求めた喧騒の中の静寂も

もしかして,彼の中でも,閉じた開放が起きていた...


最近,言葉にならない存在に,よく出逢います


時間をみつけて,図書館に画集を見にゆこうと思いました
本屋さんで売ってる,黒い背表紙の画集も,欲しくなりました...


言葉にならない存在が,どんな私を作るのか。
それが,なんだか,楽しみです...
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by clover-f | 2007-11-19 20:09 | あること
それでも幸せは,すぐそばに在る
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売れない小説家も
借金を背負った踊り子も

夢を諦めかけた少年も
離れて暮らす,幼い子どもも


友だちを想うまなざしと
シュークリームひとつに,目を輝かせる瞳...



いつか見た風景を,穏やかに懐かしむ,おじいちゃんのとなり
スクリーンが,ずっとささやき続けていました



  「それでも,幸せは,すぐそばに在るんだよ・・・」



椅子も,階段も,小さな小さなあしもとのランプさえ,微笑む映画でした

やっぱり。いいですね。
  「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
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by clover-f | 2007-11-17 21:55 | みること
冬の朝
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午前6時

洗濯物を干そうと,まだ明けぬままの,薄暗い外
冬の匂い

遠く近くで,ご機嫌な鳥が,透明な声を響かせています
冬の空

あしもとには,次の春の準備
クロッカス,ハナニラ,ムスカリ,
球根たちが,次々に芽を出しています
冬の土


冬の,午前6時
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by clover-f | 2007-11-12 06:54 | あること
人のみる夢が,人の創る夢
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今週末は,土曜日に友人の披露宴に出席

そして,物語,おとぎ話のような,映画ばかりみていました。
と,いうよりも,最近ずっと本ばかり読んでいたから,
映画を観ることが,ひさしぶりです。


こんな児童文学があったなんて!
もっともっと,知りたいと思う,この頃...

とてもとても,感動してしまいました
「シャーロットのおくりもの」

生まれてまもなく,命の危険にさらされた,こぶた
少女に命を助けられるけれど,人間に食べられてしまうことを,知ってしまいます
おびえるこぶた。
そのこぶたを救うため,農場の納屋に,巣を作るくもが
必死に,人間にメッセージを送るのです
納屋にいる,ガチョウや,牛や,ねずみもがんばって,
人間にメッセージを送るのです...

たくさんの生き物たちの,心温まる,命の物語

動物たちも,植物たちも,
言葉を交わしながら,生きている
まさに私の想像する真実の世界!


原作の方が気になったので,簡単に調べてみました。
原作は,Elwyn Brooks White (E.B.ホワイト)(1899-1985) という方。
1899年ニューヨーク生まれ。
NYでいくつかの仕事につくけれども,
数年後,雑誌『ニューヨーカー』のライターを経て,評論・詩・小説を発表し,
20冊の本を出版します

そして,
1938年に田舎に引っ越し,
農場で動物たちに囲まれて生活しながらの執筆活動
たくさんの農場の動物が,彼の物語のモデルとなっています


ターシャにも,よく,似ています
とことん,私は,この世界が好きなんだなぁって,思いました
だからこそ,憧れが強いのかなぁ



私の児童文学作家の旅
まだまだ始まったばかりです
これからたくさんの作品に,出逢えるといいな。


11月の三連休は
日本の児童文学作家,童話作家に,逢いにゆく予定です。


人が想像した夢は,人が創る夢となり
また,人が,夢にみるのです...


夢をたくさん,創ってゆきたいです
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by clover-f | 2007-11-11 20:50 | みること