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窓をほんの少しだけ開けて,雨の匂いと雨音にくるまれながら 本を読んだり,眠ったりしていました。 まだ行けずにいる,湧水町の池のことを想いながら... その池を案内してくれる予定になっている,湧水町の友人から,一枚の葉書をいただいていました。もう60歳くらいになるその友人は,陶芸家になるまえ,絵描きさんだった頃もあって,さらさらと,いろんな絵を描いて送ってくださいます。(ずいぶん前にも,いただいたことがあります)書かれたメッセージは,ほんの2,3行。そのほんの僅かの言葉には,「元気でいるかな?」「また遊びにおいでね」そんなことは書かれていないけれど,その気持ちがとても伝わるから不思議。 そのとき走らせていたペンの音も,聞こえてくるような気持ちになるのです。 その場所の匂いさえも,思い出せるような気持ちになります。 私が葉書を描きたくなったのも,その葉書に絵を添えたくなったのも, 彼のそんな葉書を幾度か受け取ることができたからでしょう。 先日友人の誕生日に送った葉書は,ちょうど当日に届くことができたらしくて,感動したことが画面いっぱいに伝わるメールをいただきました。いつも,うっかり八兵衛な私だけに,サプライズだったらしいのです。 今夜,彼に返事を書きました。 とても遅くなってしまったけれど... 丘の上にたくさんの馬が,気持ちよさそうに走っている景色も,緑のトンネルの木々たちも,静かな公園の空高く舞うとんびも。道路の片隅に咲く黄色い花も。書けば書くほど湧水町の景色が浮かんできて,すこし切なくなりました。 彼がこの手紙を手にするときの湧水町の空は,音は,匂いは... 葉書になりたいなぁ。 私は,本当にあの土地が,好きなのですね。 そんなことを思って,少しだけ泣けてくる夜でした。
by clover-f
| 2008-09-15 21:40
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