雨音を聴くときのように...
by clover-f
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
小さな路地と,おりこうさん
2月5日


お稽古への小さな路地
小さな男の子とお母さん,お母さんの自転車には小さな女の子

道は夜の始まりで,うっすらと,服の柄が,見えるくらい
それでも,男の子の表情は見えていて,折り紙で作ったきんきらの冠をかぶり
得意げな,自慢顔で歩いています


今日あったこと,しきりにお母さんに訴える,男の子
穏やかな,お母さんの笑顔

なんて和む絵なんだろう
そんな私とすれ違う瞬間
かわいくて,おっきな声が響いたのです


「こんばんわ!」


一瞬びっくり。
でも私もすぐに負けずに 「こんばんわ!」



たったこれだけのこと
それでも,純粋な気持ちに触れもらえた安心感

そして,私はほんのすこし
笑っていたかもしれません


だってすれ違った後ろから,聞こえてくるんです




「ねぇお母さん,ぼく,おりこうさん?」




声なく頷く,優しい微笑みと
誇らしげに歩く,小さな後ろ姿



忙しい大通りの,ほんの鼻の先
小さな町の,小さな路地


路地の景色も微笑みます


「おりこうさんな,ぼく」


b0120001_1417246.jpg

[PR]
by clover-f | 2008-02-07 00:02 | あること
<< また風邪をひく しっかりと暮れた空 >>